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考察

アジア人はどのように仕事を探すのか、そして仕事について知っておくべき3つのトレンド

仕事を見つけるにあたって様々な手段が急増していますが、いくつかの方法は他のものと比べて人気があります。全ての国に共通した手段があるわけではなく、フィリピン人が求人情報を見る上で好むものは、シンガポール人、タイ人、マレーシア人の好みとは異なる場合もあります。以下のインフォグラフィックで、アジア人が仕事を探す上で使う手段を見てみましょう。

国ごとの就職活動で人気のある手段(上から人気順)

  • オンラインの仕事情報
  • 企業のウェブサイト
  • 紹介
  • 転職エージェント

以下、アジアの求人市場における3つのトレンドです:

・求職者は常に新しいキャリアの機会を見張っています

最近の研究では、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムの8000人以上の求職者はこの文章に同意するかしないかを尋ねられます。「来年今の仕事/雇用主の元を離れるつもりはありません。」

ひょっとすると驚かないことかもしれませんが、全ての求職者は満場一致でこの文章に同意しません。ほぼ全ての回答者は「仕事市場を見ていきたい」という強い希望を持っています。

・雇用主の転職の優先度

同じ研究で、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムの約3000人の雇用主が転職の優先度をリストから選びました。

インドネシアやマレーシアでは、2017年、多くの雇用主が「必要なポジションを埋めるため」という、雇用することを第一とし、「人員増加」というのも2番目に多くなっています。

一方で、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムの多くの雇用主は「人員増加」を2017年の最優先としています。このグループのシンガポール以外の3カ国は「必要なポジションを埋めるため」が2番目になっています。

・雇用主に最も求められる能力

どのポジションを埋めることが一番難しいかと雇用主に尋ねたところ、インドネシア、マレーシア、フィリピンの多くの雇用主が監督者や専門家を雇うのが一番難しいと答え、シンガポールとタイの雇用主は中間職が難しいと答え、ベトナムはマネージャーが難しいと答えました。

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労働環境

東南アジアの形式ばらない仕事の良い面と悪い面

・非公式の仕事は過去5年の東南アジアの経済の低迷の衝撃を和らげてきました。

・マレーシア人は失業者の増加に伴い、特に若者の間で仕事や給与の展望に関心があります。

・アセアン5の輸出の増加は、求人市場の改善がすぐそこまできていることを示唆しています。

物売りが食べ物や服、安物の宝石などを売っています。田んぼで働く日雇いの労働者は仕事の確保ができていません。乳母は工場で働くブルーカラーの両親を持つ子供の面倒を見ています。これらは東南アジアの経済成長が止まってもあまり関係のない人々です。

これらの非公式のセクターの雇用は、ASEAN地域に住む人々にとって、5年のGDP成長の停滞後、経済的政治的混乱を防ぐ助けとなってきました。1億3200万人の労働力を有し、ASEANの中でも最大の経済圏であるインドネシアは、GDPの成長率が下がったにも関わらず、失業者を減らしました。

インドネシアの回復は、工場、炭鉱、大規模農園から雇い止めにあった新たな世代の労働者を非公式の仕事に吸収したことが要因です。2月のインドネシアの非公式セクターの雇用は労働人口の52%

ですが、2016年の8月には57.6%に増加しています。2016年2月から今年の2月の間、非公式のセクターには240万の仕事が追加されましたが、公式のセクターには160万しか追加されていません。これはフィリピン、タイ、ベトナムでも同じようなことが起きています。

悲観的なマレーシア人、若者の努力

しかし、マレーシアではASEANの他の4国とは異なる状況です。6月の失業率はたった3.4%でしたが、近年の成長の停滞とともに少しずつ上昇しています。

マレーシア人は仕事や給与の展望について、他の地域と比べると悲観的な人が多いとFTCRの調査が明らかにしています。75%近くのマレーシア人が仕事を見つけるのは難しいと回答しており、60%のインドネシアやタイに比べると、その割合は高くなっています。

これらの発見はマレーシアの労働市場がどれほど経済の停滞の影響を受けているのかを示し、比較的進んだ工業科と世界経済との統合の結果だということを明らかにしました。マレーシアの発展の深さは公式の仕事の量に反映されていて、総労働力の88.6%です。

マレーシアの失業は若者の間で特にひどいです。公式データによると、2016年の若者の失業率は12.1%で、全体の労働力の4倍以上になっています。私たちの調査で、18歳から24歳のマレーシア人は他のASEAN5国の若者と比べても、仕事に対する懸念が多いことがわかりました。

国の中央銀行であるマレーシア国立銀行の最近の調査で、レベルの低いスキルが必要な仕事の創出と産業に準備のできていない卒業生の不適当な供給が若者の失業を助長していると明らかにしました、マレーシアは技術を要する高給の仕事への高い質の投資を引きつけることはありませんでした。

給与の問題

非公式のセクターが厳しい時期でも緩衝材として必要不可欠であるにも関わらず、1億人以上が仕事の確保や健康保険、労働保険を受け取れずにいるということです。インドネシアでは7270万の非公式のセクターの労働者のたった1.9%が労働者を保護する代理店のメンバーとして登録しています。

非公式のセクターの仕事は、給与が低く、昇給も見込めません。これは大きな非公式のセクターに労働者が流入しているということです。私たちの調査では、マレーシア人のたった15.3%が他の仕事への転職を考えていますが、フィリピンでは28.9%、インドネシアでは25.3%という結果が出ました。転職を考えている人にとって、給与の低さは1番の理由で、2番目はキャリアが見込めないことと、別のキャリアへの希望となっています。

非公式のセクターの仕事への転生はASEAN5国において給与が低いことがわかっています。私たちの調査では、世帯収入の増加がタイで最もゆっくりで、ついでマレーシア、インドネシアとなっています。

前向きな転換

東南アジアの輸出の需要の回復は仕事の展望と収入レベルを改善していくと見られています。マレーシア、タイ、ベトナムなどの輸出額の対GDP比が高い国はその恩恵を受けています。

2017年の上半期、マレーシアの総輸出は20.9%となり、前年同期と比べると1.4%上昇しました。この結果は、マレーシアのGDPを予想以上に拡大させました。今年の年間のGDP成長は4.8%になると予測しており、これは2016年の4.2%に比べても過去最大の成長になると見られています。

この成長が失業を減らすことになれば良いのですが、若者の失業率を10%未満にするのは難しいでしょう。

貿易はベトナムの強みとなっていて、輸出は上半期で13.1%上昇し、前年同期比2.3%アップとなりました。一方、タイでは貿易の成長率が上半期は7.8%隣、過去6年で最速のペースです。

似たような傾向はインドネシアやフィリピンでも見られていますが、労働市場の拡大は輸出頼りではなく、家庭消費となっています。インドネシアでは、過去3年の緩やかな給与の上昇と急速な通貨の価値低下によって圧力がかかっています。

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雇用機会

デジタルエコノミーにおいて若い女性の雇用機会を作り出す

若者は仕事を探すことにもがいています。教育を受けていても、最初の仕事に就くことは挑戦となっています。2016年、コソボの自治体であるジャコヴァとリプリャンの25歳以下の100人の若い女性たちが大学レベルの教育を受けた後、最初の就職に向けて仕事を探していました。彼女たちはワールドバンクのWomen in Online Work (WoW)というプログラムに参加しており、オンライン上のフリーランス市場で仕事を得るためのスキルを身につけてきました。卒業後3ヶ月以内でWoWのオンラインワーカーはコソボの平均時給の2倍の額を稼いでいました。また、新たなビジネスを始め、自分たちで若い女性労働者を雇っている卒業生もいます。

しかしこれは1つの例にすぎません。技術的な進歩はデジタルエコノミーの成長を助長し、新しい形の仕事を作り続け、雇用の展望を変化させています。そして未だに失業も問題になっています。2017年、おおよそ15歳から24歳の若者6500万人が失業状態です。若者の労働力の参加率は世界的にも減少しており、22%の若者が雇用ではなく、教育や研修(NEET)を受けています。そして、女性は男性よりも遅れをとっています。WoWのプログラムの成功はデジタルエコノミーの恩恵を受けるには適正な介入が必要であるということを示しました。

若者の性別に関わるデジタルの仕事のプログラムの発展は新たな報告の題材です。それはSolutions for Youth Employment (S4YE)によるDigital Jobs for Youth: Young Women in the Digital Economy です。S4YEはマルチステークホルダーの連合で、the Social Protection and Jobs Global Practice of the World Bank内の組織です。報告書はS4YEのパートナーシップによって合同で作られ、共著者は ロックフェラー財団、 プラン・インターナショナル、 ランド研究所そしてワールドバンクです。この報告で、デジタルの仕事の新たな分類を発展させ、S4YEパートナーのリアルな経験を報告し、性別に関連した問題の業務上の推奨を提供しています。

新たな分類は「デジタルの仕事」を基本的なICTスキルが必要となるミクロタイプの仕事から、発展的なデジタルスキルや分析能力を必要とするネットワークの管理などのフォーマルなICTセクターの仕事まであります。その他のタイプのデジタルの仕事はBPOセクター、バーチャルフリーランス、デジタルプラットフォーム関連、デジタルの起業家や公的機関の仕事があります。それぞれのカテゴリーで異なるスキルが必要になります。この分類を使うことで、政策担当者がスキルの需要を今あるレベルで評価し、様々なターゲットのために仕事を成長させる機会を判断するのに役立ちます。

例えば、もし政策担当者が、スキルに限界のある郊外の女性のための仕事を作りたい場合、ミクロの仕事の機会は経済や社会的利益のためと分類されるかもしれません。一方で、政策の変更が失業者や新卒者の仕事を生み出すためのものなら、デジタルの起業家に投資することが政策のトップに来るかもしれません。最後に、農業生産や郊外の所得の向上が政策の一環であれば、政策担当者はSMEに焦点を当てたデジタルプラットフォームを使い、新たな解決策を支えることに価値を見出すかもしれません。

Digital Jobs for YouthはS4YEによって行われている過去または現在進行中の、若者とデジタルの仕事を結びつける雇用プログラムに基づく19のケーススタディの識見を抜粋しています。プログラムでは若者の利益、起業家、デジタルの仕事のスタッフ、若者を雇っている会社についての発見を見直した後、その報告は8つの主な課題を見つけ、それらを解決するための20の可能性のある戦略を発表しました。

要するに、その報告ではベストな目的に関わらず、いくつかのデジタルの仕事のプログラムは若い女性を雇うことに取り組んでいました。家族がいる人には時間的な制約があるため、彼女たちは研修プログラムに参加させませんでした。さらに、女性は若い男性と比べると、家事に費やす時間が膨大です。これが活動に影響し、収入や教育にも影響してくるのです。

ケニアではロックフェラー財団のDigital Jobs Africa構想による Digital Divide Data (DDD)が対面またはオンラインラーニングで、若者が自分の都合に合わせてチームワークやコミュニケーションスキルを磨くことができるようなプログラムを提供しています。プラン・インターナショナルのインドでのサクシャムプロジェクトは、車による街宣活動やインフォメーションキヨスクを戦略的に設置し、女の子を中心とした力強いストーリーを使ったソーシャルメディアの広告など、創造的な援助方法で若い女性をプログラムに引き込もうとしています。

女性も自分たちの能力に対するステレオタイプや、雇用主の偏見と戦っています。これに対しては、ペルー、チリ、メキシコ、ブラジルを拠点とする女性のための研修を行うLaboratoriaは、Talent Fesという36時間のハッカソンを開催しています。参加企業は、今直面しているウェブデベロップメントの問題を提供し、生徒が考え、問題を解決し解決策を発表します。この本人の参加は、女性がどのように働くのかを企業に見せることができ、的確な人材を発見することもできます。

供給側の技術構築プログラムが重要であるのに対し、仕事の機会を若者に与えることは十分ではありません。デジタルの仕事のプログラムを成功させるために、需要側にも注目し、若い女性に対するより良い仕事を作るのを簡単にするべきです。

ワールドバンクの Digital Jobs for Khyber Pakhtunkhwa (KP)プロジェクトは若者の雇用を増やすために、政府がどのように性別に関連した需要側供給側の取り組みを統合できるかの例を示しました。Digital Jobs for KPは、デジタルスキルの研修プログラムに取り組むのと同時に国内外企業ともに新たなビジネスを始め、地域の若者を雇用することを簡単にする優遇女性措置をとります。

政府、寄贈者、非政府組織、民間企業は、デジタルの性差と若者の労働讃歌における男女差の社会的、経済的、政治的な利益に気付きつつあります。

さらなる強固なプログラムの構成により、専門家はデジタル経済に若い女性をより取り込み、その影響を測ることができます。 Digital Jobs for Youth: Young Women in the Digital Economyは彼らがそうする上で効果的なツールになります。