若者は仕事を探すことにもがいています。教育を受けていても、最初の仕事に就くことは挑戦となっています。2016年、コソボの自治体であるジャコヴァとリプリャンの25歳以下の100人の若い女性たちが大学レベルの教育を受けた後、最初の就職に向けて仕事を探していました。彼女たちはワールドバンクのWomen in Online Work (WoW)というプログラムに参加しており、オンライン上のフリーランス市場で仕事を得るためのスキルを身につけてきました。卒業後3ヶ月以内でWoWのオンラインワーカーはコソボの平均時給の2倍の額を稼いでいました。また、新たなビジネスを始め、自分たちで若い女性労働者を雇っている卒業生もいます。

しかしこれは1つの例にすぎません。技術的な進歩はデジタルエコノミーの成長を助長し、新しい形の仕事を作り続け、雇用の展望を変化させています。そして未だに失業も問題になっています。2017年、おおよそ15歳から24歳の若者6500万人が失業状態です。若者の労働力の参加率は世界的にも減少しており、22%の若者が雇用ではなく、教育や研修(NEET)を受けています。そして、女性は男性よりも遅れをとっています。WoWのプログラムの成功はデジタルエコノミーの恩恵を受けるには適正な介入が必要であるということを示しました。

若者の性別に関わるデジタルの仕事のプログラムの発展は新たな報告の題材です。それはSolutions for Youth Employment (S4YE)によるDigital Jobs for Youth: Young Women in the Digital Economy です。S4YEはマルチステークホルダーの連合で、the Social Protection and Jobs Global Practice of the World Bank内の組織です。報告書はS4YEのパートナーシップによって合同で作られ、共著者は ロックフェラー財団、 プラン・インターナショナル、 ランド研究所そしてワールドバンクです。この報告で、デジタルの仕事の新たな分類を発展させ、S4YEパートナーのリアルな経験を報告し、性別に関連した問題の業務上の推奨を提供しています。

新たな分類は「デジタルの仕事」を基本的なICTスキルが必要となるミクロタイプの仕事から、発展的なデジタルスキルや分析能力を必要とするネットワークの管理などのフォーマルなICTセクターの仕事まであります。その他のタイプのデジタルの仕事はBPOセクター、バーチャルフリーランス、デジタルプラットフォーム関連、デジタルの起業家や公的機関の仕事があります。それぞれのカテゴリーで異なるスキルが必要になります。この分類を使うことで、政策担当者がスキルの需要を今あるレベルで評価し、様々なターゲットのために仕事を成長させる機会を判断するのに役立ちます。

例えば、もし政策担当者が、スキルに限界のある郊外の女性のための仕事を作りたい場合、ミクロの仕事の機会は経済や社会的利益のためと分類されるかもしれません。一方で、政策の変更が失業者や新卒者の仕事を生み出すためのものなら、デジタルの起業家に投資することが政策のトップに来るかもしれません。最後に、農業生産や郊外の所得の向上が政策の一環であれば、政策担当者はSMEに焦点を当てたデジタルプラットフォームを使い、新たな解決策を支えることに価値を見出すかもしれません。

Digital Jobs for YouthはS4YEによって行われている過去または現在進行中の、若者とデジタルの仕事を結びつける雇用プログラムに基づく19のケーススタディの識見を抜粋しています。プログラムでは若者の利益、起業家、デジタルの仕事のスタッフ、若者を雇っている会社についての発見を見直した後、その報告は8つの主な課題を見つけ、それらを解決するための20の可能性のある戦略を発表しました。

要するに、その報告ではベストな目的に関わらず、いくつかのデジタルの仕事のプログラムは若い女性を雇うことに取り組んでいました。家族がいる人には時間的な制約があるため、彼女たちは研修プログラムに参加させませんでした。さらに、女性は若い男性と比べると、家事に費やす時間が膨大です。これが活動に影響し、収入や教育にも影響してくるのです。

ケニアではロックフェラー財団のDigital Jobs Africa構想による Digital Divide Data (DDD)が対面またはオンラインラーニングで、若者が自分の都合に合わせてチームワークやコミュニケーションスキルを磨くことができるようなプログラムを提供しています。プラン・インターナショナルのインドでのサクシャムプロジェクトは、車による街宣活動やインフォメーションキヨスクを戦略的に設置し、女の子を中心とした力強いストーリーを使ったソーシャルメディアの広告など、創造的な援助方法で若い女性をプログラムに引き込もうとしています。

女性も自分たちの能力に対するステレオタイプや、雇用主の偏見と戦っています。これに対しては、ペルー、チリ、メキシコ、ブラジルを拠点とする女性のための研修を行うLaboratoriaは、Talent Fesという36時間のハッカソンを開催しています。参加企業は、今直面しているウェブデベロップメントの問題を提供し、生徒が考え、問題を解決し解決策を発表します。この本人の参加は、女性がどのように働くのかを企業に見せることができ、的確な人材を発見することもできます。

供給側の技術構築プログラムが重要であるのに対し、仕事の機会を若者に与えることは十分ではありません。デジタルの仕事のプログラムを成功させるために、需要側にも注目し、若い女性に対するより良い仕事を作るのを簡単にするべきです。

ワールドバンクの Digital Jobs for Khyber Pakhtunkhwa (KP)プロジェクトは若者の雇用を増やすために、政府がどのように性別に関連した需要側供給側の取り組みを統合できるかの例を示しました。Digital Jobs for KPは、デジタルスキルの研修プログラムに取り組むのと同時に国内外企業ともに新たなビジネスを始め、地域の若者を雇用することを簡単にする優遇女性措置をとります。

政府、寄贈者、非政府組織、民間企業は、デジタルの性差と若者の労働讃歌における男女差の社会的、経済的、政治的な利益に気付きつつあります。

さらなる強固なプログラムの構成により、専門家はデジタル経済に若い女性をより取り込み、その影響を測ることができます。 Digital Jobs for Youth: Young Women in the Digital Economyは彼らがそうする上で効果的なツールになります。